吉野北人を推し続けたいアラサーがデビュー日を祝って想いを形にしてみた

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

1年前の2017年1月25日にデビューした、LDHの末っ子グループ。

黄金時代のEXILEに憧れてダンスや歌を始めたメンバーがほとんどで、「EXILEみたいになりたい」という夢を抱いてこの世界に飛び込んだハタチ前後の男の子たち。

デビューするまでも様々な試練を乗り越え、そのパフォーマンススキルはデビューして間もないとは思えないほどハイレベル。すでに4枚のシングルをリリース、初の単独ホールツアーも開催中。今、ノリにノッてる若手グループだ。

 

なんて。どこかの紹介記事みたいな文章を書いてみたところで、私は1年前の彼らをリアルタイムでは知らない。こんな風に集めた情報で知ったふりをして書くのがやっとの、超クソド新規ファンだ。

新規ファンがいくら愛を語ったところで、古株ファンには勝てないことは重々承知している。応援するのに勝ち負けなんてないというのは所詮きれいごとで、リアルタイムで感情を共有していないということは、一生分かり合えないということだと思っている。いくら美味しい食べ物を美味しいと聞かされても、実際に自分が食べてみないと本当に美味しいかどうかはわからない、美味しいんだろうなぁくらいにしか思えないのと同じだ。

そういう私も、某関西出身のジャニーズグループをデビュー当時から10年以上応援している。最近彼らの実力が認められてきて、急にファンが増えてきてモヤモヤすることだってよくある。

だから、古株ファンの気持ちもよくわかる新規ファンだということをわかった上でこのブログを読んでもらえればありがたい。

とりあえず先に一言叫んでおく。

武者修行だってリリイベだって死ぬほど行きたかったわ!!!!

 

私がTHE RAMPAGE(以下ランペ)と出会ったのは、彼らが3rdシングル「DirtyDisco」をリリースしたくらいのときだ。

当時三代目JsoulBrothersにハマっていた私の耳に「臣くん(登坂広臣)のことが大好きな後輩がいるらしいよ」との情報が入ってきた。

そもそもLDHにハマったのがHigh&Lowで、俗にいう「ハイロー新規」なのだが、気になったものはとことん調べる生粋のヲタク気質のため、後輩に「THE RAMPAGE」というグループがいるというところまでは知っていた。だけどその頃はガッツリ三代目に心を掴まれていたので、曲を聴いたりメンバーを覚えたりというところまではいっていなかった。

臣くんのことが大好きな後輩。弟気質で甘えたな臣くんを尊敬している年下の後輩とはどんな子だろう。そのときはあくまで臣くんの情報を集めるつもりで、その後輩の男の子が臣くんの話しをしていたという山下健二郎オールナイトニッポンを聴いてみた。

聴いてみたラジオの当時の私の率直な感想を書こう。

...この子、めちゃくちゃガチやないかい!!!である。

かなりシャイらしいその後輩くんは、健二郎くんにいろいろ話を振られても照れ笑いをするばかりで全然気の利いた返しが出来ないのに、臣くんの話を振られた瞬間、急にイキイキと話始めるその様子が、まるで私たちヲタクを見ているようだったのだ。

...この子、可愛いな。そう思ってしまった。

その後輩が、川村壱馬くん。のちにここまでハマることになる、THE RAMPAGE のセンターボーカルである。

 

その後すぐに、まずは壱馬くんの情報を集め始める私。

大阪出身の20歳。その時点で好感を持つ関西人な私。センターで歌ってる子。可愛い顔してる。確かに臣くんに似てる?でも臣くんより犬っぽくて可愛い。歌上手いなぁ。ラップも出来るんだね。え、踊れるの?すごーい。あ、コメント担当なの?しっかりしてるなー。

どんどん情報を仕入れていく私。自然とRAMPAGEの情報も仕入れていくことになる。

メンバー16人!?多くない!?うわぁー覚えれるかなー。あ、でもオーディションのやつで見たことある子もいる。とりあえずボーカルを覚えてみよう。あ、この子歌上手い!RIKU、くんね。ふむふむ。あ、こっちの子顔小さいなぁ。吉野、北人、くん。へぇー。次はパフォーマーね。みんなダンス上手いなぁ!キレキレやん!若いなぁ!

 

こうして書くと、いかにも壱馬くんだけが彼らを応援するきっかけのようだが、実はもうひとつきっかけがある。

彼らの曲がどんぴしゃに好みだったのだ。

とりあえずすぐに新曲だった「DirtyDisco」をフルで聴いてみた。うん、大好きだ。繰り返し聴く。うん、やっぱり大好きだ。テレビで歌ってるところも観てみる。いいな、やっぱり大好きだ。他の曲も聴いてみたいなと思う。

 

だけど、当時の私は必死に「ただDirtyDiscoがツボなだけだ!!」と言い聞かせていた。

今思えばそう言い聞かせようとしている時点ですでにハマっているも同然なのだが、好きなものがいっぱいあって、応援したい人たちもいっぱいいて、これ以上手を広げることは出来ないと思った。それに何より、彼らはかなり年下なのだ。ファン層だって若くて、そんな現場にとてもじゃないけどアラサーの私が足を踏み入れたりなんてする勇気がなかったのだ。

 

そんな私が、もう彼らに堕ちたことを認めざるを得なかったのが「GO ON THE RAMPAGE」のMVを観たときだった。

それぞれのオーディション後、集められた16人が、あくまでRAMPAGE候補生として全国を回ってパフォーマンスをする姿。狭いバスに詰め込まれて、ただひたすら歌って踊って。ぶつかることもあるし納得いくパフォーマンスが出来ないこともある。まだぎこちなく円陣を組んで、意見をぶつけ合って。そうして成長した16人が、16人全員でTHE RAMPAGEの正式メンバーとなって、我を忘れて泣きながら抱き合って。

「We are THE RAMPAGE!」「狙うのは天上のShining star」「フルアウトで暴れよう」

若い男の子たちが、こんなにがむしゃらに夢だけを追いかけてひたむきに歌ったり踊ったりする姿を見せられて、誰が好きにならないっていうんだろう。

気が付けば、私はパソコンの前で泣いていた。アラサーにもなると、涙腺が急激に弱くなるのだ。文字通り、号泣していた。

その翌日には、CDを全部購入していた。普通に働いているいい大人が出来ること、自分が必要な時に必要なだけのお金を使えることである。帰ってすぐに全部聴いた。何度も聴いた。ついていたDVDも観た。繰り返し観た。彼らを応援したい。素直にそう思った。こうして私は、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのファンになったのだ。

 

その時点ではお察しの通り、壱馬くん推しだった。その時の壱馬くんの髪型(茶髪のふわふわセンター分け)が最高に好みだったのだ。

しかしそこから私は、更なる原石に出会うことになる。

 

それは何かで2ndシングル「FRONTIERS」を歌っている映像を観たときだった。

サビ前のパートである「今壁を突き破る」を歌う吉野北人くんが、ものすごく光って見えたのだ。

吉野北人くん。向かって左側で歌うボーカル、20歳。宮崎県出身でたまに出る訛りが可愛い。その程度の認識だったというのに。

その時の衝撃を思い返してみるも、やっぱり上手く言葉には出来ない。ほら、よく恋はするものじゃなくて落ちるものだって言うじゃないですか。そんな感じ。

3人いるボーカルの中でも、北人くんは目立たない方だと思う。堂々とセンターを張る壱馬くんと、高音を自由自在に操るRIKUくん。二人は素人の私から見ても堂々としていてすでに立派なアーティストだ。一方の北人くんは、オーディションを受けるまで本格的に歌を勉強したことはなくすべて独学で、綺麗なシルキーボイスが魅力だけど、目立つほどの個性はない。あまり人前で話さないし、横でポヤポヤ笑ってるだけで。

そんな北人くんが、マイクを握った瞬間、驚くほどに輝くのだ。真っ直ぐで年相応に少し生意気な歌声が、こちらの心に届いてくるのだ。

本当に歌詞の通り、彼は、目の前にある壁を突き破って新しい世界に飛び出そうとしているのだと感じた。まったく同じ歌詞をそのあとRIKUくんが歌うのだが、北人くんほどの衝撃はなかった。

 

それからの私は、気が付けば北人くんのことを見ているようになった。気が付けば北人くんのことを考えてるし、朝は今日も一日北人くんが楽しく過ごせればいいなと思うし、夜は今日は一日北人くんは楽しく過ごせたのかなと考えてしまう。

見れば見るほど好きになるし、そりゃ私が見ている北人くんなんて彼のほんの一部分なんだろうけど、それでも彼が笑ってればそれだけで幸せになれた。

完全に、恋する乙女である。10歳も年下の男の子に。

 

年頃のファンの子たちはきっと、北人くんの恋人になりたいと思うのだろう。その気持ちはわかる。私も某ジャニーズアイドルと結婚したいとわりと本気で思っていたことがあった。遠い昔の話だけど。

北人くんに対しては、全然違う。彼の恋人になりたいとか、ましてや認知されたいだなんておこがましすぎて思わない。なんか申し訳ない。

ただ、彼の幸せを願いたいだけなのだ。ただ、彼を見守っていたいだけなのだ。

気持ちは、道端に佇むお地蔵さまと同じである。

そして、北人くんが本当にツラい気持ちになってしまったときや、敵だらけの周りに疲れ果ててしまったりしたときに、少しだけ思い出してほしい。

家族以外にも、あなたのことが大好きで、あなたの幸せを本気で願っている人間がこの世界にはいるんだということを。

当たり前だけど見返りなんて求めてないし、北人くんが歌い続けてくれるだけで、ただ幸せだと笑って生きてくれているだけで、抱えきれないくらいの幸せをもらっているようなものだから。それでも仮に、何かを返したいと思ってくれるのなら、たくさんのお客さんの前でスポットライトを一身に浴びて歌う姿を、私の目が黒いうちに見させてほしい。それだけだ。

 

私は人生の3分の2以上を、ヲタクという生き物として生きてきた。

その時その時で対象は変わっていったけど、私は一生何かのヲタクで生き続けるのだと一昨年くらいまではそう思っていた。

だけど私は、ヲタクという生き物の前に、女性という生き物だったようで。

社会で目立たずに生きるために人前ではヲタクであることを隠しているので、周りの人間から見た私は、ただの女性なのだ。

ただの女性は、この年齢になると皆揃って「結婚」を意識する。それは少なからず周りの人間に、そう意識させられるような言動を取られるからなのだと身をもって実感する日々の中、結婚に対して全く夢も希望も願望も持てなかった私は疲れ果てていた。

さらに、芸能人が好きだというと、「だから結婚してないのか」という目で見られるのだ。もちろん最近はそんな人ばかりではないのだろうが、やっぱりそれが世論だ。いくら対象と結婚したいと思っているわけではなかったとしても、そう思ってるから結婚出来ないのだと思われるのだ。

心が健康なときは、「自分が働いた金で自分の好きなことして何が悪いねん!お前に迷惑かけてへんやろが!結婚だけが幸せちゃうって私が見せたるわい!」ぐらい思えるのだけど、心が疲れていると、ヲタクとしての自分を否定してしまう。人生の3分の2以上をヲタクとして生きてきた私がヲタクとしての自分を否定するということは、自分のほぼすべてを否定するのと同じことで。

つらつらと書いたが、要するに、生きることにだいぶ疲れていたのだ。生きづらい世の中で、それでも生きていかなければいけないのなら、思考を停止させることしか自分の身を守る方法が思いつかなかった。

その上、長年同じ沼でヲタク活動をしていると、純粋に好きだけではやりきれないことも多々出てくる。そんなことにももう疲れていて。

 

そんなときに出会ったのが、THE RAMPAGEで、吉野北人くんという存在なのだ。

若くて顔も良くて才能もある彼が、それでもひたむきに努力する姿を美しいと思ったし、ただ見続けていたいと思った。

随分と長い間アラサーアイドルのファンをしていたおかげですっかり忘れていた、「努力を見せ、夢を語る」姿に、生きる力をもらったのだ。

 

その5か月後には、私は愛媛の地に立っていた。彼らの初単独ツアーを見守るために。初めて北人くんの歌を生で聴いた私は、ただ泣いていた。アラサーにもなると、涙腺が急激に弱くなるのだ。(2回目) この世に北人くんが生まれたことを、彼のご両親に感謝していた。彼が歌うことを選んでくれたことを、神様に感謝していた。彼がRAMPAGEとなったことを、HIROさんに感謝していた。その夜、動画でだんごのパネルに顔を突っ込んでる北人くんを見て、愛媛の地で膝から崩れ落ちた。可愛すぎた。そしてまだ30歳のくせに、まるで孫の成長を見守りたいおばあちゃんのごとく、健康で長生きしようと誓った。

 

彼らがやることには、すべて「初」という文字が付く。テレビ初出演。初冠ラジオ。初単独ツアー。これからもきっと、初アルバム、初アリーナツアー、初ドームツアーと、「初」をどんどん叶えていくのだろう。

ドキドキするし、ワクワクする。まだ幼い表情を残す彼らが、5年後10年後にどんな表情で歌って踊っているのか、この目で見たいと素直に思う。

正直、まだまだ心が疲れているときだってあるし、そんなときはこんな10歳も年下の男の子たちにお金使って何してるんだろうと思うこともある。

それでも、北人くんがただ真っ直ぐに歌っている姿を見ると、そんなこと全部忘れられるのだ。忘れて、純粋に好きだなぁという気持ちだけで胸がいっぱいになる。

 

北人くんはどこかで、「人を幸せに出来るような歌手になりたい」って言っていた。

私自身は充分すぎるほど幸せにしてもらっているのだけど、もっともっと多くの人を幸せに出来ると思うから。北人くんのその夢を、一緒に叶えさせてほしいと思います。

 

THE RAMPAGE from EXLIE TRIBE。

みんなご存じのEXLIEグループの末っ子。3人のボーカルと13人のパフォーマーで、舞台中を縦横無尽に駆け巡る。ひとりひとりの個性が強くて、決して飽きることのない、何度も何度も繰り返し見たくなるパフォーマンスが持ち味。

吉野北人くん。向かって左側のボーカル。愛らしいルックスと真っ直ぐで伸びのいいシルキーボイスが魅力。可愛い顔してとても負けず嫌いでロマンチスト。話すのはあまり得意じゃなさそうだけど、いつも一生懸命言葉を選んでくれるし、何より歌っているときの表情ですべて伝わってくる気がする。

今日でデビュー1周年。

もっともっと大きくなるグループだ。もっともっと人生の3分の2をヲタクとして生きてきた私が言うんだから、間違いない。

デビュー1周年おめでとう。5年後10年後、どんどん大きくなる16人を楽しみにしています。

 

最後に。

私ごときのくだらない戯言を最後まで読んでいただきありがとうございました。とりあえず、ランペがいつか初ドーム公演を成功させるまではファンでいたいなと、今のところ思っています。まぁその頃にはきっと「まだ死ねない!ファン辞めれない!」とか言ってそうだけど。超クソド新規が書いた文章ですので、間違ってるところがあれば優しくスルーしてやってください。攻撃されたらそれこそ生きていられない。笑

北人くん、いつも本当にありがとう。大好きです。